二上山北麓にある標高約150mの奇岩群で、凝灰岩の奇勝です。約1500万年前、二上山の火山活動によって噴出した火砕流や火山灰が水底に堆積し、長年にわたり地殻変動による隆起と風化浸食作用を受け、奇岩群となりました。白色凝灰岩層が規則正しく連なっている様が鶴の群れのように見えることから、その名がついたといわれています。奈良県の天然記念物に指定されています。葛城山・金剛山へ向かう自然歩道・ダイヤモンドトレールの出発点にもなっており、金剛生駒紀泉国定公園の見所の一つです。
また、第二次世界大戦中に造られた防空壕があることでも知られています。現在は屯鶴峯観測所として使用され、地震予知研究計画の一環として地殻変動の観測が実施されています。