大和高原・宇陀周辺、飛鳥・藤原周辺
安倍文殊院(あべもんじゅいん)
華厳宗の寺院で、日本三大文殊の第一霊場です。本尊は「知恵の文殊」として知られる文殊菩薩です。学業成就の祈願に多くの参拝客が訪れます。また陰陽師・安倍晴明ゆかりの地としても知られています。
645年(大化元年)孝徳天皇の勅願により左大臣・安倍倉橋磨呂が安部一族の氏寺として、南西300mの地に安倍寺(崇敬寺)を建立したのが起源と伝えられています。本堂本尊の文殊菩薩像(重要文化財)は、高さ7mの獅子にまたがる木彫極彩色の騎士像です。胎内から発見された造立願文(一字三礼の書・重要文化財)により、鎌倉時代を代表する仏師・快慶の作と判明しています。
境内には、縁結びの神として知られる白山堂(白山神社本殿・重要文化財)や、安倍仲麻呂像・安倍晴明像などを祀る仲麻呂堂(金閣浮御堂)、安倍氏一族の墓といわれる文殊院西古墳(特別史跡)、知恵の窟と呼ばれる文殊院東古墳(閼伽井窟(あかいくつ))などがあります。
スポット情報
住所 | 〒633-0054 奈良県桜井市阿部645 |
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電話 | 0744-43-0002 |
URL | http://www.abemonjuin.or.jp/ |